「窓は開きませんのでご了承を」

危険と隣り合わせ

今般のブラジル、ペルー訪問は、常に“緊張”と隣り合わせでした。
空港で迎えの車に乗り込み、現地関係者の方から、まず言われたことがあります。


「あかま副大臣。申し訳ございませんが、後部座席の窓は開きませんのでご了承を‼」

中南米の国々の治安は必ずしも良いわけではありません。
かつて、在ペルー日本大使公邸人質事件もあったほどです。
そうした事情により、移動は「防弾ガラス」装備の車両を使用しているのです。
そのため、窓は開かないのです。

そればかりではありません。
滞在中は警護のための車両も常に同行し、24時間SPが付くという念の入れようでした。
「現地の治安当局の皆さま、お世話になりました。」