春の珍事 ~トンボ生まれる~
何度か話題に取り上げたかもしれません。息子雄二郎(9才)は虫が大好き。20個を超える「カマキリの卵」やら30匹の「カブトムシの幼虫」など色々な昆虫を飼育しています。
最近、とてもビックリするようなことが起こりました。
雄二郎はメダカと一緒に水槽でヤゴ(トンボの幼虫)も10匹程飼っています。
1月の中頃のことです。1匹のヤゴが水草の茎の″上の方″へしきりに登ろうとしていました。雄二郎曰く「他のヤゴ達にイジメられるから逃げているんだよ」とのことでした。
それ以上、何ら気にすることもなく数日が過ぎました。
ところが、ある日の朝のことです。雄二郎が「あー、トンボがいる!!」と。見ると、水槽のへりに立派なトンボが止まっています。
おそらく、暖房の効いた部屋にいて、″暖かさ″を″春の訪れ″と勘違いしてしまったのでしょう。まさに″春の珍事″です。
早く羽化してしまったせいか、指につかまっていることしかできないトンボに、雄二郎は部屋の中で一生懸命に″飛ぶ″練習をしてあげていました。
残念ながら、そのトンボは、わずか3日間しか生きることができませんでした。「雄ちゃん、頑張って育ててあげようとしてたね、エライ、エライ!」