美優はクッキー!!
「″棚からクッキー″」

今年4月から幼稚園生の美優
長男雄二郎は小学四年生、長女美優は今年から幼稚園、そして次女優菜は、やっと2歳となり保育園に通っています。
まだまだ、手のかかる子供たちばかり三人ですから、あかま家は毎日賑やかで大変です。
とは言うものの、子供たちの面倒はほとんどカミさん任せで「頑張って″イクメン″やっています!」などと胸を張ることはできません。
こんな″不出来なパパ″ですが、たまに早く家に帰った時には息子雄二郎の勉強を見てあげることも。
小学四年生ともなると意外に難しいことを習っているんですね。驚きです。
ある日のことです。雄二郎と一緒に「ことわざ」を勉強していました。「犬も歩けば棒にあたる」、「猫に小判」、「提灯に釣鐘」…と二人で暗唱です。
続いて「じゃあ、雄ちゃん。豆腐に何?」などと雄二郎に問題を出していると、側に長女美優が何やっているのだろうという顔でやって来ました。
「じゃあ、雄ちゃん。次の問題いくよ!棚から?」と問うと、雄二郎は「ぼたもち!」と大声で正しい答えをいい当てました。
すると突然、脇で黙って座っていた美優が「美優は、クッキーがいい!」「クッキー、クッキー、ねえ、クッキーがいいの」と泣き始めたのです。
いやいや、「″棚からクッキー″」は正答ではないし、「美優、パパとお兄ちゃんはぼたもちを食べるわけでもないんだよ」と言っても、美優の頭からクッキーが離れないのです。
もちろん、戸棚からクッキーを見つけて美優にあげましたが、「美優の食いしん坊ぶりには、困ったものです」。